◆自分で夢占いをするためには?◆

TOP>自分で夢占いをするためには?

K治癒原理=「夢は心理的な葛藤やストレスを癒してくれる」

夢解釈の第十二の原理を「治癒原理」と呼ぶ。

夢には心理的な葛藤や病的なストレス反応を軽減する作用がある。
「治癒原理」はそのような夢のヒーリング効果に着目して夢を解釈すること。
夢のヒーリング効果は、すでに紀元前のギリシャ時代から注目されていました。アテネのある神殿は、夢見を通じて病気を癒すために滞在する人達で賑わったと言う。

私たちは日常生活で種々の身体的、精神的なストレスを受けており、ストレスがある度合いを超えると、ストレスホルモンの影響で免疫力が低下し病気にかかりやすくなる。
ストレスは潜在意識もひずませるが、夢には、そのようなひずみを潜在意識レベルから解除する効果がある。

例えば無理な姿勢で寝ている時、それを解除するのに役立つように、無意識に体を動かしながら、夢ではそれに対応する場面を見ていることがある。
この例のように身体的なストレスに関しては夢のストレス解除効果は理解しやすい。
一方過去の嫌な体験をする夢もじつは潜在意識のストレス解除するための作業から生じている可能性がある。
良い夢とはそのようなヒーリング効果を十分に発送させる夢のこと。

L予測原理=「夢は未来のできごとを体験させてくれる」

夢解釈の第十三番目は「予測原理」。
これは、夢の中では未来を予測したり、未来のリハーサルをすることがあることを知り、そのことを解釈に生かすことをいう。
例えば試験の直前になって、それに落ちた夢を見たり、逆に合格する夢を見たりするのは、これから起こる出来事をあらかじめ夢の中で体験する事で、未来に備えていると考えられる。
これがもし結果と一致するようであれば「予知夢」
として扱われる。
未来に関わる夢を見たときはいきなり「予知夢」と考えるのではなく、「予測夢」としてとらえてみる事。そこからどのような意義や価値が引き出せるかを考えるのが賢い夢解釈であり、実践でとるべき態度だと思う。

M創造原理=「夢は創造的な精神を増幅してくれる」

夢解釈の第十四番目は、「創造原理」と呼ぶもの。
夢の中では創造的な精神が自由に発動して、本質的に新しいアイデアが生まれることがある。
このような生産的な体験を目指すことこそ、本来の活夢法であるともいえる。

そのためには夢を実生活にいかすようにしよう。
ではどのようにすれば、創造夢を見ることができるのか?

創造夢を見る時には、その前提として問題意識が必要。
あるいは問題意識に相当する適切な願望が必要。
問題意識や願望が明確になると、潜在意識がそれをキャッチして、その問題意識を解決したり願望に応じたりする働きが生じる。

それは目覚めている時にも、働いているが、睡眠中のように外界からの視界が減った時に、表面意識に向かって、浮上してくることが多い。

N環境原理=「どのような環境で見た夢なのかを考慮に入れる」

夢解釈の第十五の原理は「環境原理」
これは夢の中に、寝ている「環境」の「意外な側面」が投影されていることを考慮して夢解釈を行う考え方。

たとえば、自宅で見る夢と旅先で見る夢は違うと思う。
普段と異なる情報が入り、普段と異なる心の使い方をしているから、その延長で睡眠中の夢の舞台も普段と異なり、ストーリーの展開も斬新で意外な人達が登場人物となって現れたりするもの。

したがって「こういう夢を見たが、それはどういう意味があるのだろう」
と考える前に、まずその夢を何処で見たか、いつ見たか、どのような状況で見たかをふまえて解釈する必要がある。
夢を見た環境から夢の内容を切り離してみると、夢の由来の大半が消えてしまい、その意味も本来の意味とはかけ離れたものになってしまう可能性が大きい。

他人の夢について考える時もつねに環境整理をふまえて解釈する事が必要。
ただ環境が具体的にどのような経路で夢に影響を与えるかについては、すでに述べた諸原理も併せて解釈する必要がある。

TOPへ戻る   前へ