F願望原理


夢を解釈する際の第七の原理は「願望原理」
これは夢の中にどの程度願望が反映されているのかを知って、その度合いや内容を評価する事。
願望が反映された夢は「願望夢」と呼ぶ事が出来る。
夢に現れる願望には、表面意識で自覚している願望もあるし、ふだんは自覚できていない潜在意識の願望もある。

願望に関しては、他人には計り知る事ができない側面も多いので、普段から自分の内面を観察する習慣を持ち、なおかつ内面の願望の種類や度合いを夢を通じて点検し再確認する事が大事。

一般に願望は、生理的願望と心理的願望に分類できます。
トイレに行くのを我慢していてトイレに行く夢を見た場合は、生理的な願望が反映されたと見なす事ができる。
このような生理的な願望夢は見た人が判断しやすいが、知性が向上することは少ない。
それに比べ心理的な願望が投影された夢は、それを解釈し自覚する事で、人間性の奥深さや意外さを自覚する機会を与えられ、人間としての賢さを増してくれる可能性も大きい。


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