C多重原理


夢を解釈する際の第四の原理を「多重原理」と呼ぶ。
「夢には、つねに多重な解釈が可能である」
と考え、色々な解釈を考えること。

夢占いの本にあるように、この夢は良い夢、この夢は悪い夢というように、ワンパターンの基準で決め付けないで夢の意味や価値を様々な観点から、
「自由に」「創造的に」
考える事が重要。
そうすればどんな夢でも「発想を広げ、創造力を高めるチャンスを与える」
ものであることがわかると思う。

どんな内容の夢であれ複数の場面で構成されているから、その解釈の可能性は一通りではないはず。

例えば夢の場面の一部に前日の印象が含まれていても、そのことだけで
「昨日このような出来事があったからこのような夢をみたんだ」
と納得してしまうのは適当ではない。
それは夢の一部をなす断片の由来を知った事にすぎない事が多い。
夢の断片や一部に注目するだけでなく、大局的な流れや夢が持つ大きなメッセージに感心を払うことで解釈ができるようになる。


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