N環境原理


夢解釈の第十五の原理は「環境原理」
これは夢の中に、寝ている「環境」の「意外な側面」が投影されていることを考慮して夢解釈を行う考え方。

たとえば、自宅で見る夢と旅先で見る夢は違うと思う。
普段と異なる情報が入り、普段と異なる心の使い方をしているから、その延長で睡眠中の夢の舞台も普段と異なり、ストーリーの展開も斬新で意外な人達が登場人物となって現れたりするもの。

したがって「こういう夢を見たが、それはどういう意味があるのだろう」
と考える前に、まずその夢を何処で見たか、いつ見たか、どのような状況で見たかをふまえて解釈する必要がある。
夢を見た環境から夢の内容を切り離してみると、夢の由来の大半が消えてしまい、その意味も本来の意味とはかけ離れたものになってしまう可能性が大きい。

他人の夢について考える時もつねに環境整理をふまえて解釈する事が必要。
ただ環境が具体的にどのような経路で夢に影響を与えるかについては、すでに述べた諸原理も併せて解釈する必要がある。


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