I拡大原理


夢解釈の第十の原理は、「夢には心の空間を拡大する役割がある」ことを知って、その具体的な様子をとらえること。
これを「拡大原理」と呼ぶ。

夢の中で日常生活では、困難な様々な問題が解決するのは、意識の場が広がって、従来とは異なる側面からものを見る事ができるから。
その背景をなす現象が、この拡大原理。

意識の場を広げて生じる新たな心の領域を、「知的空間」として最大限に活用し、その精神活動を円錐形をしていると仮定すると、表面というのは、円錐の上部をなす狭い部分であり、
「夢を見る心の場」は、その下方に広がった深く広い領域であると捉える事ができる。


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