人間夢をみるのはレム睡眠（浅い睡眠）の時の数分だと言われている。
睡眠はレム睡眠（浅い睡眠）とノンレム睡眠（深い眠り）の繰り返しであるということは皆さんも意外に知っている。
つまりだれでも人間一晩に数回の夢はみています。憶えていないだけであって・・・。
このようなことを考えると朝まで一度も目を覚まさず朝起床したあとに色々な夢を憶えているというのは不思議なことでは無い。
その逆に夜、夢を見ながら何度も目を覚ましてしまう状態にあるような人は快適な睡眠がとれていないということになるので注意が必要。

これは、幼少期の記憶というものが夢にしばしば現れるということ。
幼少期の記憶というものは、忘れ去ってしまっているようなことや全然無価値になっているようなことが多いが無意識の部分は根気良く覚えていて、我々に思い出させているということである。つまり直接幼少期にその場所に行っていたり、幼少期に絵本や写真でみたことがあったりすればその場所や部分が夢に出てきているということ。

人間レム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しで眠りレム睡眠時に夢を必ず見ているということだから、レム睡眠時に人間を起こすと大抵の場合夢を見ていたと答える。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は１．５時間を周期にしているといいますので、眠りについてから計算して人を起こすと大抵の場合夢を見ることができる。

誰もが毎日夢を見ていることは話したが、それでも見ていないと思う人は、昼間のうちに多くの景色や多くの必要ない情報まで意識して頭に入れてみよう。そうすることによって、寝ている時に多くの情景が夢に表れ、朝目覚めても覚えておく事ができる。

夢の中で一度も体験したことのないことや一度も聞いたことのないような言葉や名前などがでてきたことは誰しもがあると思う。
記憶に無い場所が出てくる所と似てくるが、人間は意識して動いたり考えたりすることよりも圧倒的に無意識で動いたり考えたりする部分の方が多い。
つまり夢の中で知らない人物が登場したりするのは、不思議なことではなく人間の無意識の脳で処理された人物が出ている事が多い。わかりやすく書くと友人や親族は日常から顔を合わせていて意識的に思い出せるが一度すれ違った人などは意識的に思い出すことは出来ない。その部分が夢に出てくる事があるので、知らない人が出てくる事が多い。

一番効果的なのは毎日夢日記をつけること。
そうすると夢がどういうものか段々とわかってくる。簡単に言えば夢からのメッセージを受け取らない限り、同じ内容の夢が形を変えて表れてくる。
後はあなたが夢を覚えていようと思うことも大切。
枕元にペンとノートを置いておき、眼が覚めたらすぐにそれを書き留めておく。
明確に思い出せなければ、漠然としたイメージや感情だけでも書き留めておく。
例えば怖かったとか安心したとか心配していたなどなどでかまわない。
夜中に起きた時や朝寝坊したときなども必ず書留だけはすること。
必ず夢は時間が立てば忘れてしまうから出来るだけ早く。
これを繰り返していくうちに不思議と夢を憶えるような体になる。

人は目が覚めている時には、夢を忘れさせるような色々な要素が働いている。
私たちは、日常生活でいろいろな感覚や知覚を感じてもすぐさま忘れてしまうが、それはそれらの感覚が弱いか興味がないかのいずれか。
同様なことが多くの夢にあてはまる。
つまり強烈な夢はある程度時間がたっても覚えておく事が出来るが、大抵の夢はそんなにインパクトがあるものではないので、時間が立てば立つほど記憶から薄れていく。

日常生活において私たちはただの一回しか起こらなかった出来事は忘れがちであり何回も起こるような事は、「嫌でも忘れない。」という言葉があるように良く覚えている。
しかし多くの夢は、一回限りの体験であるので夢は忘れてしまいがちになる。

人には感覚や表象などが記憶される条件というものがあり、感覚や表象などはばらばらにならず秩序があり辻褄があえば人間はすんなり記憶することができる。しかし多くの場合夢というものはみなさんも経験あると思うが相手に話そうとすると上手く話せず辻褄が合わず秩序も無い状態なので、夢というものを完璧に記憶するということは難しい。
可能性が低いということになる。